カクテルフェア「Journey~カクテルで旅する WAJIMA~」を現在、「ザ・プリンスギャラリー 東京紀尾井町」(千代田区紀尾井町1、TEL 03-3234-1136)の「The Bar illumiid(ザ・バー イルミード)」が行っている。
日本酒「竹葉 いか純米」をベースにしたホットな「竹葉カクテル」
同ホテルでは、バーから日本各地の魅力をカクテルで紹介する企画「Journey(ジャーニー)」を昨年から実施。カクテル世界大会でトップ8に選ばれた経歴を持つ同ホテルバーテンダーの阿部央さんが、実際に現地を旅して得たインスピレーションをもとに創作したカクテルを提供する。過去には「瀬戸内」や「京都の伏見」の魅力を伝えるカクテルを提供してきた。
広報担当の高木聖香さんは「東京の中心地となる紀尾井町から日本各地の魅力を、カクテルを通して知ってほしいと思い企画をした。同フェアを通してさらに各地に行くきっかけになってほしい」と話す。
今回は日本海に面した「能登の輪島」をテーマに、重要無形文化財に指定される伝統的な「輪島塗」や、輪島で製造する日本酒、能登に伝わる揚げ浜製法で作られた塩などの食材を取り入れた2種類のカクテルを提供する。
「白菊カクテル」は、能登の米で作られた日本酒「奥能登の白菊」をベースに、揚げ浜塩、ドライ卵白、ユズ、「あんがとう農園」の無農薬のマジョラムを合わせたジャパニーズサワーカクテル。黒と赤の輪島塗の升に白いカクテルを合わせ、日本らしい色彩のコントラストを表現する。
「竹葉(ちくは)カクテル」(以上2,500円)は、能登の米と海洋深層水を使った日本酒「竹葉 いか純米」をベースに、豆乳、「昆布海産物處しら井」の昆布、「鳥居醤油(しょうゆ)」店のもろみ粉を合わせた。熱にも強いとされる輪島塗の特性を生かしたホットカクテルとして用意する。「竹葉 いか純米(1合)」 (2,100円)も提供する。
高木さんは「輪島の魅力たっぷりのカクテルを輪島塗の器と共に、輪島への旅をイメージしながらお楽しみいただきたい。店内やホテル内の『THE SHOP at KIOI』では、輪島塗を展示販売しているのでそちらもお楽しみいただければ」と話す。
営業時間は17時~24時。サービス料は別途。4月15日まで。