日枝神社(千代田区永田町2)で11月1日、鹿児島県霧島市の「霧島神宮」のみこが研修を始めた。
同神社と親交が深いという霧島神宮。神社間での長期間にわたるみこ研修は珍しく、同神社として初めての取り組みとなる。研修期間は1カ月で、互いの情報交換や研修で学んだ事を生かす「国内留学」という形を取ったという。
参加したのは、霧島神宮でみこ長を務める川崎志保さん。期間中は同神社で祭典や祈願の際に舞うみこ舞や受け付け、参拝者への応対など多岐にわたって学ぶ。
川崎さんは「せっかくの機会なので、霧島神宮にはない日枝神社のみこ舞を習得し、多くのことを学んで帰りたい。ちょうど七五三の時期なので、お参りにこられたお子さんたちに積極的に声をかけていきたい」と意気込む。「霧島神宮は山に囲まれた場所にあり、すがすがしい空気が感じられるので、ぜひ多くの方に足を運んでほしい」とも。
開門時間は6時~17時(10月~4月)。祈願受け付け時間は9時~16時30分。祈願料は1万円~。