「石原裕次郎さんメモリアルフェア」を9月1日、赤坂エクセルホテル東急の「赤坂スクエアダイニング」(千代田区永田町2、TEL 03-3580-2331)が期間限定で始める。
(左から)「クロスオーバー・ラブ」、「ロンリーナイト・ロンリーウェイ」、「レミーマルタン VSOP(グラス)」、「ブルドッグ」
同ホテル開業50周年記念事業の一環。期間中、同ホテルを利用していたという石原裕次郎さんにゆかりのあるカクテルなどを展開するほか、石原さんが当時ホテルのバーにキープしていたボトルの展示も行う。
1969(昭和44)年に「赤坂東急ホテル」として開業し、2002(平成14)年に「赤坂エクセルホテル東急」に改称した同ホテル。開業当時ホテルの14階にはメインバー「バー・マルコポーロ」と「バー・ゴンドラ」が営業していたが、1999(平成11)年に全面改装のため閉店した。
同ホテル広報担当の西條由圭里さんは「1970(昭和45)年頃から石原裕次郎さんが『バー・マルコポーロ』と『バー・ゴンドラ』にお越しくださるようになり、ごひいきにしていただいていた。バーではカクテルの『ブルドック』や、ボトルキープもされていたという『レミーマルタンVSOP』を好まれており、当時のバーテンダーと親交も深めていらっしゃったと聞いている」と話す。
提供するラインアップは4種類。「クロスオーバー・ラブ」は、バーテンダーとの会話から誕生したというオリジナルカクテルで、ブランデーをベースにフルーツの香りを付けた。石原裕次郎さんによって命名されたもので、1978(昭和53)年に発売された石原さんのシングル曲のタイトルでもある。「ロンリーナイト・ロンリーウェイ」(以上1,300円)も、1982(昭和57)年に発売された石原さんのシングル名を冠にしたカクテル。カクテルの青色は歌に込められた哀愁の念を表したという。
ほかにも、石原さんがオン・ザ・ロックを好んで楽しんでいたという「レミーマルタンVSOP(グラス)」(1,453円)や、ウオッカとグレープフルーツジュースをベースにしたカクテルの「ブルドック」(1,129円)を提供する。
西條さんは「いろいろな人の支えがあったからこそ当ホテルが50周年を迎えることができる。半世紀という歳月のなかで、昭和の大スターである石原さんが2つのバーをごひいきくださったことへの感謝の気持ちを込めてこのフェアを行う。ぜひこの機会に、石原さんのファンをはじめ、同年代の方にも昔を懐かしみながらお酒を楽しんでいただきたい」と話す。
提供時間は「ビュッフェコーナー」「レストランコーナー」=11時30分~22時、「バー&ラウンジ」=10時~24時。10月31日まで。