端午の節句向けの和菓子を現在、赤坂の老舗和菓子店「とらや 赤坂店」(港区赤坂4、TEL 03-3408-4121)が期間限定販売している。
紅・白・紫・緑の4色で咲き競うアヤメを表した季節のようかん「菖蒲あわせ」
端午の節句に合わせ、限定和菓子を毎年販売している同店。季節のようかん「菖蒲(あやめ)あわせ」(1,944円)は、紅・白・紫・緑の4色のアヤメを表現した。小形ようかん「五月(さつき)のぼり」は、パッケージにアヤメ、かぶと、こいのぼりを描いたようかんで、小倉の「夜の梅」、黒砂糖入りの「おもかげ」、抹茶入り「新緑」の3種類をそろえる。
4月21日からは「かしわ餅」を販売する。味はなめらかな口当たりに仕上げたこしあんの「御膳あん」と、白餡に白みそを加えた「みそあん」(以上303円)を用意する。
5月1日は「ちまき」の販売を始める。「羊羹(ようかん)ちまき」は、こしあんとくずを練り合わせた商品で、小豆の風味が豊かに感じられるように仕上げた。「水仙(すいせん)ちまき」は、吉野くずと砂糖のみで仕上げる。「白下糖入外良(しろしたとういりういろう)ちまき」(以上、411円)は、サトウキビの一種である竹糖の絞り汁を煮詰めた白下糖を使い、こくのあるういろう製の菓子に仕上げた。店頭では同じ味を束にした3本束(1,232円)や5本束(2,052円)も用意する。
広報担当の奥野容子さんは「かしわ餅はなめらかなこしあんとみそあんが、弾力と歯応えのある餅と一緒に味わえる商品。くずならではの食感が楽しめるちまきと一緒に、端午の節句に合わせ男の子の健やかな成長を願って食べるのはもちろん、この時季ならではの味として多くの方に食べてもらいたい」と話す。
営業時間は8時30分~19時(土曜・日曜・祝日は9時30分~18時)。数量限定。無くなり次第終了。5月5日まで。