赤坂に「変なホテル東京 赤坂」(港区赤坂2、TEL 050-5894-3782)が7月20日、オープンした。運営はHISホテルホールディングス(新宿区)。
2015年、ハウステンボス(佐世保市)に1号店を構えた同店。フロントに多言語対応ロボットや客室にコミュニケーションロボットを置くなど、館内ではさまざまなロボットが業務をサポートする。2016年には「世界初の、ロボットが働くホテル」としてギネス認定された。
同ホテルは地上11階建てで、1階にはレストラン「IRISH PUB Craic」を併設する。客室は全116室。スタンダードなセミダブル、ツインルームのほか、クリーニングマシン「LGstyler」を設置したLGスタイラールーム(セミダブル、ダブル、ツイン、トリプル)を用意。全室禁煙でベッドには96パーセントが空気層でできた「変なホテル東京 赤坂オリジナル・マットレス」を使う。
全室には無料貸出スマートフォン「handy」も導入し、国内・国際電話(6カ国対応)やインターネットが無料で利用でき、宿泊中は持ち出しも可能。フロント階には、利用客の質問に答えるコンシェルジュロボット「Unibo」(ユニボ)も設置した。
レストラン「IRISH PUB Craic」は、和洋40種類以上のバイキング形式となっている。提供するメニューは「朝食ブッフェ」(事前予約=1,500円、当日=1,700円)、「バッファローチキンウィング」(750円~)など。ホテル滞在者以外も利用できる。
「地域とつながることをコンセプトとしている。5階から11階の部屋の収納には災害時に使える備蓄品も準備しており、利用するすべてのお客さまに『優しい環境』を常に提供していきたい」と支配人のウマルフ・マルフさん。「当ホテルが赤坂の街の中で1つの名所になってほしい。受付のロボットに会いに来るだけでも歓迎する」とも。
レストランの営業時間は、6時30分~10時、11時30分~15時、15時~22時(週末は翌5時まで)。