赤坂のサントリーホール(港区赤坂1)で7月18日、夏休みオルガン企画「それいけ!オルガン探検隊」が開かれる。
昨年の公演でオルガンの仕組みを説明する模様。写真提供=サントリーホール
パイプオルガンの魅力を幅広い年代の人に伝えることを目的に開催する同企画。同ホールのパイプオルガンは、オーストリアの名門であるリーガー社製のもので、パイプの総数は5898本、音色を使い分けるストップ数は74と、世界最大規模を誇る。
「オルガン探検帳」を基に、普段通ることができない場所や舞台の上をたどってオルガンの歴史や仕組みについて学びながら謎解きに挑戦する小学生と家族向けの「もぐらん隊長とオルガンの秘密」と、オルガンの仕組みを専門的に解説し、通常非公開のパイプオルガン内部を見学しながら、多彩な音色がつくられる仕組みについて学べる「おとなのオルガン探検」の2コースを用意する。
「パイプオルガンを電子楽器だと思われている方もいらっしゃるが、実はその大部分が高度なカラクリともいえるアナログの技術で作られている。その仕組みに思いをはせたことがない方でも、当公演終演後ホールを出る時、つい誰かに『パイプオルガンってね』と話したくなる、そんな体験をしていただければ」と同ホール公演制作担当の曽武川和之さん。
「もぐらん隊長とオルガンの秘密」の集合時間は、1回目=11時、2回目=13時30分。料金は1,000円。定員は各回300人。4歳以上入場可。「おとなのオルガン探検」の集合時間は16時。料金は1,500円。定員は400人。6歳以上入場可。