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赤坂氷川神社「縁むすび参り」話題に-若い女性の参加者増える

同神社の巫女が、境内の畑で育成したあい(藍)の種を守り袋に詰める。

同神社の巫女が、境内の畑で育成したあい(藍)の種を守り袋に詰める。

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 赤坂氷川神社(港区赤坂6、TEL 03-3583-1935)が毎月斎行する「縁むすび参り」が話題を集めている。今年6月から始まった良縁を願う神事で、「ご縁」を求める男女を対象に行われている。

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 古事記などで有名なスサノオノミコトとクシイナダヒメノミコトを夫婦神として祭る同神社。言い伝えでは、スサノオノミコトがいけにえにされそうだったクシイナダヒメノミコトを「くし(櫛)」に変えて髪に挿し、ヤマタノオロチを退治したと言われている。同じく祀祭るオオクニヌシノミコト(別名:オオナムヂノミコト)も、数々の縁により国造りの偉業を果たしたことで知られる神様。

 「この3人の神は、古くより縁結び・良縁のご神徳があると伝えられている。男女の縁だけでなく、仕事やご近所関係、友人関係などさまざまな状況で『縁』は必要なもの。以前から当神社では『縁』の祈とうを頼まれることも多かったので、今年から原則毎月1日、友引の日に祈とうを行うことにした」と同神社の禰宜(ねぎ)の恵川義浩さん。

 良縁を求める女性が増えているのか、参加者の大半は20~30代の女性。「定員は30人限定で完全予約制だが、前回は予約が殺到し定員となりお断わりしてしまった人もいるほど。これまでの参加者がこの『縁むすび参り』の話を知人に話して、そこから口コミで広がっているようだ」(恵川さん)。

 神事の内容は、一般的な祈とうの他に、「豊栄の舞(巫女舞)」奉納や「福鈴の儀」もあり、所要時間は30分程度かかる。祈とう後は、「四合御櫛(しあわせみくし)」と呼ばれるくしと、「あい(藍)の種 守り袋」を授与。「くしはご祭神であるクシイナダヒメノミコト=女性の分身として古くから神話で伝えられている。また、『四合』は境内にある勝海舟命名の『四合稲荷神社』から名前を取っている。あい(藍)の守り袋は境内にあるあい(藍)畑で摘んだ種を『あい(藍)=愛』として巫女(みこ)たちがお守り袋に入れたものを授与している」と恵川さん。

 次回は、11月22日の18時~18時30分。参加費(初穂料)は1人=3,000円から。要予約。

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