赤坂に五寸鍋を使った和食店-映画産業の仕組みを取り入れた新業態店

店舗を1つの映画作品に見立てて出店する「赤坂仁屋」の外観。

店舗を1つの映画作品に見立てて出店する「赤坂仁屋」の外観。

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 飲食店の経営・コンサルティングを手掛ける東京レストランツファクトリー(渋谷区)は3月24日、赤坂通り沿いに鮮魚・鉄板焼き・五寸鍋料理を提供する和食店「赤坂仁屋(あかさかじんや)」(港区赤坂5、TEL 03-6459-1448)をオープンする。

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 「赤坂仁屋」は同社が独自の新事業形態店を展開する「ロードショープロジェクト」の第2弾として出店する店舗。同プロジェクトは映画製作の仕組みを応用したもので、同社が映画製作のプロデューサー的な役割を果たし、店舗を指揮する「監督」を起用し、店舗を1つの映画作品に見立てるもの。第三者的な判断基準を取り入れることで柔軟な店舗づくりを行い、多様な店舗展開を目指す。「これからの時代を勝ち抜くためにはクリエーターの力が必要」と同社。

 同店の「監督」には、下北沢のバー「バーフェアグランド」や中目黒のダイニングバー「KAN」を経営する一方で、「東京ビルTOKIA」の飲食フロアのプロデュースなども手掛ける飲食プロデューサーの中村悌二さんを起用。「老舗感のある男っぽい粋な店」をコンセプトに鉄板焼きや独自の五寸鍋を使用したメニューを提供する店舗としてオープンする。

 店舗面積は約40坪、席数は60席。盛り塩、のれん、あんどんなどで引き締まった老舗感のある元料亭の店舗を活用。使い込まれた漆器や日本伝統の器なども用意し、老舗感を演出する。店舗1階には、黒毛和牛やアワビを鉄板焼きで提供するオープンキッチンを設ける。

 メーンで提供するのは同店オリジナルの鉄鍋「五寸鍋」を使用したメニュー。直径15センチの小ぶりの鉄鍋で、秘伝のタレと牛肉や鶏肉を入れ、旬の素材をじっくり煮込んだ鍋を提供する。

 メニューは「牛五寸鍋」(2,800円)、「鳥五寸鍋」(1,800円)の名物料理のほか、「黒豚焼きしゃぶ」(1,800円)などの鍋料理や「黒毛和牛サーロインステーキ」(100グラム=4,000円、150グラム=5,500円)、「房州黒鮑」(時価)などの鉄板焼きのメニュー、「大間直送 鮪 刺身」(2,800円)など鮮魚を使用したメニューンをそろえる。ドリンクメニューも和食に合うワインをそろえ、厳選した純米酒を7尺のコップで提供するなど趣向を凝らす。客単価は8,000円を見込む。

 営業時間はランチ=11時30分~15時、ディナー=17時~24時。日曜定休。「今後もプロジェクト第3弾、第4弾の店を続々オープンさせていく予定」と同社。

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