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サントリーホールで「みちのくウインド・オーケストラ」演奏会-復興支援で

昨年のコンサートの模様(写真提供=サントリーホール)

昨年のコンサートの模様(写真提供=サントリーホール)

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 サントリーホール(港区赤坂1)で現在、4月1日に開かれるコンサート「みちのくウインド・オーケストラvol.3『ひろがれ!吹奏楽の輪』atサントリーホール」の観覧応募を受け付けている。

昨年、館内に展示されたタペストリー展示の模様(写真提供=サントリーホール)

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 同コンサートは、東日本大震災復興支援のため、音楽を通して被災地の人々に笑顔や勇気を届ける「サントリー東北サンさんプロジェクト」の一環として行われる。演奏会前には共演する演奏家が事前に現地を訪れ、高校生への技術指導や事前交流、稽古なども行う。

 3回目となる今年は、岩手県の気仙・釜石・遠野・宮古地区の高校吹奏学部の生徒を中心に約120人によって結成されたメンバーと、指揮者の真島俊夫さん、トランペット奏者の日野皓正さん、オルガン奏者の勝山雅世さん、日野皓正クインテットらが出演する。司会は歌手の庄野真代さんが務める。

 当日は、高校生が第1部を担当、「吹奏楽のための交響的序曲」「陽はまた昇る ~2011年3月に起きた日本の地震と津波の被害者のために~」などを演奏する。第2部では、日野皓正クインテットによるスペシャルステージが行われる。第3部では、高校生とゲスト奏者が共演し、「さくらの花が咲く頃」などを披露し、フィナーレでは出演者と観客が一緒に楽しめるプログラムを用意する。

 館内のホワイエや小ホールのブルーローズなどでは、東日本大震災の津波の被害を受けた着物や反物生地を使い、世界中の人々が制作した50センチ四方のタペストリー展示も行う。

 公演担当の曽武川和之さんは「震災から4年がたちメディアでは『復興』の文字を見ることが多いが、現地ではまだ町の至る所に津波の傷跡が残り、今回出演する生徒を含め大変な思いをしている方がいる。しかし、それを感じさせない気持ちのこもった音楽を奏でる高校生たちを応援してほしい」と呼び掛ける。

 17時開演。入場無料。応募受け付けは3月13日まで。

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