赤坂にイタリア料理店「オステリア　宇田川」（港区赤坂2、TEL 03-6229-6211）がオープンして1カ月が過ぎた。オープン日は8月22日。

　席数はカウンターのみ9席。店主は西麻布の高級レストランで4年間料理長を務めていた宇田川剛さん。「理想は、小料理屋のようにお客さま全員の顔が見られる店」との思いから、独立開業した。

　メニューはパスタやピザのほか、宇田川さん自ら仕入れに出掛ける鎌倉野菜や有機野菜、国産野菜を使った「バーニャカウダ」（900円）など、スタンダードなイタリア料理が中心。ニンジン、玉ネギ、セロリと鶏だしで作る「牛モツと豆の煮込み」（1,480円）は「イタリア料理のトリッパとは違う居酒屋的メニュー」だという。

　妻と二人三脚で店を切り盛りする宇田川さんは「料理名は材料と調理法くらいしか書かずに、お客さまの好みやその日の気分でアレンジできるようにしている。来店した人がわがままを気軽に言える店でありたい」と話す。「『オステリア』の名にふさわしく、カジュアルな雰囲気を楽しんでほしい」とも。

　営業時間は11時45分～15時30分、17時30分～23時30分（土曜は13時～23時30分）。日曜・祝日は予約のみ。