日本経済新聞は4月11日、家電量販店大手「ビックカメラ」(豊島区)が赤坂に出店すると報じた。3月末に閉店した「ベルビー赤坂」(港区赤坂3)のビルを丸ごと借り上げる予定という。
同紙の報道によると、ビックカメラは「すでに(同ビルを)所有する東京地下鉄(東京メトロ)と最終調整に入った」とのこと。テレビ販売の減少に伴い、家電量販店の業績が落ち込むなか、安定した集客の見込める都心の一等地への出店で収益を底上げする方針と伝えている。
ビックカメラ広報部は赤坂経済新聞の取材に対し、「日経新聞が勝手に報道していることで、特にこちらから申し上げることはない」と回答した。
ビルを所有するメトロプロパティーズ広報担当も、「これまで取材を受けた覚えはない。ビルの入居予定は現段階ではあくまで未定」と答えた。
同ビルは赤坂見附駅の駅ビルとして、1979(昭和54)年9月に誕生。赤坂エリアのランドマークとして親しまれていたが、耐震補強工事を実施するため、3月末に閉店した。