赤坂に2月13日、カレー店「新村屋」(港区赤坂3、TEL 03-6426-5666)がオープンした。経営はニューヴィレッジ(渋谷区)。
店舗面積は約18平方メートル、席数はカウンターのみ6席。2009年にサイバーエージェント(渋谷区)を退職した新村充さんが社長を務める同社。当初は渋谷のガールズバーの経営から事業を始めたが、昨年12月からガールズバーの営業時間外を使ってカレー店「新村屋」を開いた。赤坂店は渋谷店に続く2店舗目となる。
もともとカレー好きだったという新村さん。西麻布の高級和食店のまかないメニューだったカレーにほれ込み、自ら弟子入りを志願した。その和食店で3カ月間の修業を積んだ後、カレー店オープンにこぎ着けた。
「健康に元気で頑張れること」をコンセプトに、カレーは約90時間かけて作る3種のルーで提供する。「食後に眠くなってしまっては午後の業務に支障を来す」(新村さん)と、カレーには「脳の活性化を促す」というスパイスや、消化の遅い玄米と白米を混ぜた米を採用。秋田県の若手米農家「トラ男」の米を日替わりで使う。
メニューは、マンゴーやバナナなど4種類のフルーツに、白菜やニンニクなど10種類の野菜が溶け込んだルーを使った「チキン野菜カレー」、国産牛の牛すじ、北海道産の生臭さが少ないイカスミを煮込んだ「イカスミ牛すじカレー」、ウコンやサルノコシカケなど10種の漢方でシジミのだしを取った「シジミきのこカレー」(以上950円)の3種。全て「20種野菜の小鉢」付きで提供する。
赤坂店では、3種のカレーを和風だしで仕上げた「夜の絶品カレーうどん」(各800円)もそろえる。テークアウトにも対応するほか、4月ごろからは個人や企業向けにデリバリーも始める予定。
「カレーは一皿にたっぷり栄養素が詰まったパワーフード。働くサラリーマンにこそ食べてほしい」と新村さん。
営業時間は11時30分~24時。