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TBS社屋で養蜂プロジェクト-赤坂の商店街と共同で企画

東京養蜂協会会長の矢島威さん

東京養蜂協会会長の矢島威さん

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 TBS(港区赤坂5)と赤坂まちづくり代表会議は4月1日、TBSの社屋内でミツバチを飼育する共同プロジェクト「赤坂Bee Townプロジェクト」を立ち上げた。

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 2006年より銀座で行われている、都心部でミツバチを飼育するプロジェクト「銀座ミツバチプロジェクト」を参考に、同会議の協力で企画した。

 TBSのCSR推進部部長の大沼眞理さんは「赤坂の一企業として、地元に何か貢献できることはないかと以前からさまざまな案を検討していた。そうした中、銀座の事例を耳にし、赤坂でも同じような活動ができないかと考えた」と話す。「昨年末、赤坂サカスが『東京都緑の大賞』を受賞し、赤坂が緑あふれる街と認められたことがプロジェクトの追い風になった。今年は試験的に4月から6月まで飼育を行うが、どれだけ蜂蜜を採取できるかは未知数」とも。

 ミツバチの飼育に関しては、東京都養蜂協会会長の矢島威さんがアドバイザーとして参加する。矢島さんは「現在およそ35万匹のミツバチを飼育している。蜂蜜はまだ採取の途中だが、今年の収穫は良好」と話す。普段は府中の養蜂場で養蜂を行っているが、「赤坂の状況がこれだけいいとは思わなかった。府中よりもいい蜂蜜ができるかもしれない」と自信をのぞかせる。

 今後は、採取した蜂蜜を使用したお菓子の商品化などを検討しているほか、地元の小学校児童による体験授業なども視野に入れる。

 「商品として利益を上げることよりも、新たな赤坂の名物とすることを目標に活動していきたい。アナウンス室にも活動に積極的な人が多く、今後は彼らのブログなどを通じていろいろと情報を発信していく予定」(大沼さん)

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