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日枝神社の宝物殿が夏から毎日開館へ 徳川家ゆかりの刀剣や朱印状など展示

日枝神社宝物殿外観

日枝神社宝物殿外観

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 日枝神社(千代田区永田町2)の宝物殿が、毎日開館を始めた。

日枝神社宝物殿入り口

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 今夏から毎日開館している同殿。徳川歴代将軍ゆかりの刀や朱印状などの歴史的文化財を保存し展示公開している。同神社広報担当の内田博之さんは「以前は週5日開館していたが、当神社が所有する宝物をより多くの方々にご覧いただきたいと思い、毎日開館することにした」と話す。

 同殿に保存されている刀剣は31本で、うち国宝1本、重要文化財14本、重要美術品1本。これらは「当社が徳川幕府の産土神とされた性格上、歴代の将軍とその世子たちの初宮詣や自身が将軍宣下の奉告参拝、篤志の崇敬の下に社参されたときに神前に奉納されたもの」だという。ほかにも、徳川家康の朱印状や錦絵の「江戸風俗十二ヶ月之内 六月 山王祭」なども所蔵し公開している。

 内田さんは「日枝神社宝物殿には、徳川家ゆかりの刀剣をはじめ、さまざまな宝物が展示されている。刀剣は2カ月に一度展示替えを行っており、現在は『国綱(くにつな)』『長光(ながみつ)』など、重要文化財に指定されている貴重な刀剣を見ることができる。徳川家光公の手習いで作られた獅子頭や江戸時代の『山王祭』に出されていた山車人形など、山王祭に関わる宝物も展示している。参拝の折に立ち寄っていただき、当神社と『山王祭』を身近に感じていただければ」と話す。

 開館時間は9時~16時。

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