焼き鳥店「赤坂 希鳥(きちょう)」(港区赤坂3、TEL 03-5544-8540)が赤坂にオープンして3カ月がたった。
複数の飲食店が集まった複合業態「ARTISAN APARTMENT(アルチザン アパートメント) 赤坂」に出店する同店。恵比寿店、銀座店に続き3店舗目となる。
既存店とは異なり、同店では鹿児島県の地鶏「黒さつま鶏」を取り扱い、丸鶏のまま店で熟成させ、うま味のピークでさばき、一本一本串打ちするという。
店内は約18平方メートルで、焼き場を中心としたコの字型カウンターの12席。秋田産旬野菜の串と小皿料理、秋田の「新政酒造」から取り寄せた日本酒もそろえる。貸し切り使いのようなシーンを視野に入れているという。
メニューは、「おまかせコース」(6,800円)のみ。店を運営する「AP Restory(エーピー リストリー)」(豊島区)の本間裕太社長は「小ぶりでさっぱりとした脂を持つ黒さつま鶏である点を生かし、当社初の定額ストップ制にした」と話す。
「『希鳥』というブランドにもっと磨きをかけていきたい」とも。「今まで以上に産地と二人三脚で鹿児島や宮崎の地鶏のおいしさを追求した究極の焼き鳥屋を目指していく。さらに、焼き師のスキルアップも行い技術力を高めていくことも同時に行っていく。その腕を、感覚値だけでなく定量的にも評価できる制度を導入した。焼き鳥職人という仕事の持つ魅力を、もっと追いかけていきたい」とアピールする。
「街や使うシーンによって同じ屋号ながらも少し顔の違う『それぞれの希鳥』を目指してカラーを載せていきたいと考えている。働くスタッフの個性を生かし、焼き鳥を追求し、皆で高め合えるお店にしていきたい」とも。
営業時間は17時~23時。日曜定休。