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赤坂のチョコレート専門店が新品種のブドウを使ったボンボンショコラ

数量限定で販売する「クイーンルージュのボンボンショコラ」

数量限定で販売する「クイーンルージュのボンボンショコラ」

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 赤坂のチョコレート専門店「MAMANO(ママノ) CHOCOLATE」(港区赤坂3、TEL 03-6441-2744)が10月28日、新品種のブドウを使った新作チョコレート商品の販売を始める。

大塚農園で実る「クイーンルージュ」

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 カカオの希少種という「アリバカカオ」を使ったフェアトレードチョコレートを専門で提供する同店。数量限定で販売する「クイーンルージュのボンボンショコラ」(1,350円)は、長野県中野市の大塚農園で栽培されたブドウ「クイーンルージュ」を使ったボンボンショコラ。チョコレートの大きさは直径3センチ×高さ1.5センチで、1箱3個入り。今回は約70箱を用意する。

 同店店主の江沢孝太朗さんによると、長野県の登録商標である「クイーンルージュ」は、「シャインマスカット」と「ユニコーン」を掛け合わせた紅色が特徴の新品種のブドウ。白ブドウの「シャインマスカット」や黒ブドウの「ナガノパープル」に次ぐ赤ブドウとして開発した。2019(平成31)年に品種登録され、現在は同県内でしか栽培することができない品種という。

 江沢さんは「当店のショコラティエが果樹好きで、常に新しい情報をチェックしているのがきっかけでクイーンルージュの存在を知った。知った当時はほとんど市場に出回らずスイーツ店でも使われていなかったので、いち早くその味を確かめ、当店のスイーツに加工してみたいと思い、知人伝いに『大塚農園』さんを紹介してもらい、昨年はグラスデザートとして販売した。今年はアリバカカオを合わせたショコラとして楽しんでほしいと思いボンボンショコラを開発した」と話す。

 同ショコラは、クイーンルージュを皮ごと弱火で変色しないようじっくりと煮詰めた、液体に近いブドウソースをチョコレートでコーティングして仕上げる。ソースのうまみをダイレクトに味わってもらうため、通常ボンボンショコラにあるガナッシュを使わないスタイルを採用したという。

 江沢さんは「クイーンルージュの皮は薄めで種がなく『シャインマスカット』の持つ、さわやかなマスカットの香りに赤ブドウのうまみが合わさり、食べ応えがありながらもサッパリとしていくらでも食べられるおいしさがある。今年から少量が百貨店等に出荷されているが広く出回るのはまだ先だと思う。クイーンルージュの特長を最大限に生かしたボンボンショコラで新品種の味わいを一足早くお楽しみいただきたい。冷蔵庫から出したての冷たい状態でお召し上がりいただくと、クイーンルージュの豊かな甘みや香りとチョコレートの香りとがバランスよく感じられるので試してほしい」と話す。

 営業時間は、月曜日~木曜日=12時~15時、16時30分~20時、金曜日=10時30分~20時、土曜日=11時~19時、16時30分~19時。日曜定休。

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