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サントリーホールで3.11チャリティーコンサート さまざまなジャンルの音楽家や著名人が共演

コンサート発起人の三枝成彰さん、林真理子さん、湯川れい子さん、出演者のジョン・健・ヌッツォさん、氷川きよしさん

コンサート発起人の三枝成彰さん、林真理子さん、湯川れい子さん、出演者のジョン・健・ヌッツォさん、氷川きよしさん

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 「第8回 全音楽界による音楽会3.11チャリティーコンサート」が3月11日、赤坂のサントリーホール(港区赤坂1)で開かれる。

第7回コンサート終演時には寄付金額を発表した ©SHINOBU IKAZAKI

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 東日本大震災の被災者支援を目的に毎年開催している同コンサート。「公益社団法人3.11震災孤児遺児文化・スポーツ支援機構」「一般社団法人チームスマイル」を通じ、東日本大震災で被災した子どもたちを支援する目的で開く。「震災孤児遺児が成長するその日まで」をキーワードに、震災で親を失った子どもたちの将来の夢をかなえるための支援活動を続けている。

 当日は、作曲家の三枝成彰さんや音楽評論家の湯川れい子さん、小説家の林真理子さんらの呼び掛けでジャンルを超えて集まった、音楽家や著名人が競演する。出演者は無報酬で、全員から1万円以上の義援金を募る。昨年は、新型コロナウイルス感染拡大防止のため、5月に延期したが、中止となった。予定していたコンサートのチケットの払い戻しについて、多くの人がそのまま「公益社団法人3.11震災孤児遺児文化・スポーツ支援機構」への寄附を申し出ており、724万4,000円の寄付が集まったという。

 三枝成彰さんは「あれからもう10年がたつが、10年前の大震災のこと、その後の復興や支援のことを忘れないようにしっかりと心に留めておかなければならないと思っている。私たちができることはその大事なことを、今回もご厚意により無償でホールを貸してくださるサントリーホールと、出演してくださる多数のアーティストと共に、コンサートを通じて皆さまにお伝えすることだと思っている」と話す。

 今回は、指揮者の大友直人さん、渡辺俊幸さん、歌手の五木ひろしさん、氷川きよしさん、川島ケイジさん、クミコさん、神野美伽さん、平原綾香さん、森山良子さん、LE VELVETS、バイオリニストの川井郁子さん、ソプラノの小川里美さん、テノールのジョン・健・ヌッツォさん、フルーティストの上野星矢さん、アコーディオニストのcobaさん、六本木男声合唱団ZIG-ZAGなど、さまざまなジャンルの音楽家や著名人たちが共演する。管弦楽は3.11チャリティーコンサート有志オーケストラが担当する。司会は、露木茂さんと永井美奈子さんが務める。

 三枝さんは「私たちはあの大震災による遺児、孤児の教育面をサポートしており、学ぶことは大切なことだと思っている。あの時、子どもだったみんなも大きくなってそれぞれの道に進もうとしている。私たちは子どもたちが20歳になるまであと10年続けていくという決意でやっている」と話す。

 チケット販売は事前予約制。全席指定。18時30分開演。1万円以上の義援金を申し受ける。

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