「ザ・キャピトルホテル 東急」(千代田区永田町2、TEL 03-3503-0109)が11月2日、おせちの予約を始めた。
「芝海老煮」や「黒豆密煮」なども盛り込んだ日本料理「水簾」の料理人が手掛けた「一の重」
数量限定で用意する「おせち料理」(8万円)は、同ホテル総料理長の曽我部俊典さんを中心に和洋中の料理人が、おせち料理を通して「日頃の感謝と年始の和らぎ」を伝えたいと用意したもの。同商品には4人前相当の料理を盛り込む。
同ホテル広報担当の柳瀬朝木さんは「コロナ禍で例年とは異なるお正月を過ごされる人も多いと思うが、そうした中でも和洋中の直営レストランをもつホテルならではの『おせち料理』をお楽しみいただきたいと思いご用意した。上質なものをお召しあがりいただくため、今回は数量限定で予約をお受けする」と話す。
最上段の「一の重」には、同ホテルの日本料理「水簾(すいれん)」の料理人が手掛けた、正月らしい伝統の味わいを詰める。ラインアップは22種類で、新鮮な鯛(たい)を酢でしめた「鯛松皮喜寿司(たいまつかわきずし)」、同店ならではのみそを付けて焼いた「真名鰹味噌焼(まながつおみそやき)」や「尼鯛(あまだい)味噌焼」のほか、「鮑艶煮(あわびつやに)」、「穂付筍(ほつきたけのこ)土佐煮」などを盛り込む。
西洋料理を収めた「ニの重」には、曽我部料理長がこれまで手掛けてきた自信作のメニュー19種類をそろえる。「フォアグラのプレッセ マンゴーソース」は、フォアグラのテリーヌに甘みと酸味のバランスをよく仕上げたマンゴーソースをのせたもの。ソースをのせることでフォアグラのきれいな色が持続するという。ほかにも「仔牛すね肉のブレゼ」や「オマール海老のメダイヨンとトリュフ」、バルサミコ酢を煮詰めたソースに絡めた「鰻(うなぎ)のキャラメリゼ バルサミコ風味」などを詰める。
「三の重」は、同ホテルの中国料理「星ヶ岡」のシェフが手掛けた9種類を盛り込む。「ふかひれの姿煮込み」は、同店のシグネチャーメニューで長年人気があるという一品。ほかにも、アワビをまるごと1個使った「蝦夷鮑(えぞあわび)の塩水漬け」や、「帆立貝柱の醤油(しょうゆ)煮」、「海月(くらげ)の甘酢醤油漬け」などを用意する。
柳瀬さんは「実際に商品を手にされたお客さまは、おせちの重さに驚かれるのではないかと思うほど充実した内容になっている。ぜひご家族や大切な方とおせちを囲んでだんらんのひと時をお過ごしいただきたい」と話す。
予約の受け付けは12月10日まで。受付時間は10時~19時。数量限定。商品の受け渡しは12月31日。受け渡し方法は来館か配送。ホテルでの受け渡し時間は11時~17時。受け渡し場所は「宴会サロン」。配送は東京都の離島を除く1都6県。送料別途。