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赤坂の「炎麻堂」が15周年 まかないのマーボー豆腐きっかけに出店

店長の和田久志さん(画像右)とスタッフのみなさん

店長の和田久志さん(画像右)とスタッフのみなさん

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 赤坂の中華料理店「炎麻堂」(港区赤坂3、TEL 03-3224-0550)が今月、オープンから15周年を迎える。

看板メニューの「四川麻婆豆腐」

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 2004(平成16)年11月17日にオープンした同店。「1辛」から「5辛」までの辛さが選べる「四川麻婆豆腐」(900円)といった四川料理をメインに提供する。

 開店のきっかけとなったのは、現店長兼料理長の和田久志さんが以前働いていた飲食店でまかないとして作っていたマーボー豆腐。好評だった同メニューをランチタイムのみ路地で弁当として売り始めたところ、半年後には1日約100食売れるようになり、実際に店を出すことになったという。

 オープン当初は、青山通り寄りにある建物「ディアシティ赤坂一ツ木館」内に店を構えていた。和田さんは「かつて弁当を買いに来ていたお客さまを中心にサラリーマンの方々に多く来店いただいていた。2008(平成20)年に赤坂Bizタワーが完成すると、さらに客足は増えた」と振り返る。

 しかし2011(平成23)年の東日本大震災を境に、店だけでなく赤坂の街も活気を失った。世の中が自粛ムードに染まるなか、和田さんは赤坂から元気を取り戻そうと、周りの飲食店に呼びかけ、チャリティーイベントを行うなど積極的に活動してきた。長年赤坂の街に寄り添ってきた和田さんは「赤坂は、昔は敷居が高い街で若者も少なかったが、今では誰もが足を運びやすい街になったと感じている」と話す。

 同店は今月13日から3日間、「祝15周年イベント」を実施し、ビールやハイボール、サワーなどを150円で提供するほか、「15周年抽選BOX景品」も用意する。

 和田さんは「15年間の感謝の気持ちを込めて、15周年の企画を考えた。まだ来店したことない人にも、この機会に足を運んでいただき、自慢のマーボー豆腐を味わってほしい」と話す。「2015(平成27)年には店を移転し、席数も25席から40席まで広げることができた。今後も店を盛り上げながら、赤坂の街を活気づけられるような取り組みにも従事していきたい」とも。

 営業時間は11時~16時、18時~23時。土曜・日曜・祝日定休。価格は全て税抜き。

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