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赤坂の割烹料理店「渡なべ」が1周年 コース料理のランチも提供

店主の渡邊雄二郎さん

店主の渡邊雄二郎さん

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 赤坂の割烹料理店「渡なべ」(港区赤坂2、TEL 03-6426-5872)が今月、1周年を迎える。

コース料理のメインとなる新潟産の米を使った鯛茶漬け

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 新潟県岩船郡(現・村上市)出身の渡邊雄二郎さんが店主を務める同店。渡邊さんは高校卒業と同時に上京し、赤坂の割烹料理店「津やま」に勤めた。その後も銀座の懐石料理店「金田中」などで修行を重ね、32歳で独立。2018年6月5日に同店を開いた。渡邊さんは「常連の方が再び同僚や知り合いを連れて足を運んでくださり、徐々にお客さまが増えていった印象。最初の一年間は赤字を覚悟したが、客数などは予想を超えた。初めて訪れたお客さまには、来店翌日に必ずメールを送り感謝を伝えるようにしている」と話す。

 同店は「居心地の良い店」をコンセプトに、料理だけでなく店全体の雰囲気にも気を配る。富裕層をターゲットに、1万8千円と1万3千円の2種類のコースを用意。ランチタイムにも営業し、1万円と6,000円のコース料理を提供する。コースには、メインとなる地元新潟産の米を使った鯛茶漬けのほか、石川県金沢産の魚を使った料理などを盛り込む。

 「どんなに美味しい料理を提供しても、お客さまが楽しめなければ意味がないので、料理はもちろん、居心地の良さは常に追求している。お客さまには店全体を通じて満足していただきたい」と渡邊さん。「将来的には、お客さまの目の前で調理をするなど動きのある料理を取り入れたい。ゆくゆくはランチに特化した店を開きたい」とも意気込む。

 営業時間は11時30分~14時、17時~24時。

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