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国立国会図書館で開館70周年記念展 「解体新書」など貴重資料展示

「解体新書」(提供=国立国会図書館)

「解体新書」(提供=国立国会図書館)

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 国立国会図書館(千代田区永田町1、TEL 03-3581-2331)新館1階・展示室で10月18日、開館70周年記念展「本の玉手箱―国立国会図書館70年の歴史と蔵書―」が始まる。

第2部の1章に展示する「正岡子規手製俳句カルタ」(提供=国立国会図書館)

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 1948(昭和23)年6月5日に創設した同館。日本国内で刊行される出版物を納本制度によって収集し、国民の文化的財産として長く保存してきた。日本で唯一の国会図書館としての機能を持ち、国会の立法活動を補佐する役割も担う。

 同展の期間中、前期と後期で展示替えを行い、担当職員が展示の見どころなどを約15分にわたり解説する「ギャラリートーク」も行う。

 2部構成の第1部「国立国会図書館の70年」では、同館の源流の一つである帝国図書館に触れながら、開館以降の歩みを年表と資料約30点で紹介する。

 第2部は「さまざまな蔵書」をテーマに3章にわたり紹介する。第1章では、「美しい本・珍しい本」をテーマに約25点を展示。ケルムスコット・プレスの「The works of Geoffrey Chaucer, now newly imprinted」、正岡子規の自筆資料やコレクターが集めたスクラップブックなどを展示する。

 第2章では「どこかで見た本」と題し、誰もが見覚え、聞き覚えのある書籍約30点を展示。初期の「ドラえもん」といった漫画本をはじめ、「解体新書」「みだれ髪」なども紹介する。

 第3章では「世を映す本」をテーマに時代性に富んだ本を並べる。太平洋戦争直後の時代のカラー写真「モージャー氏撮影写真資料」や、テレビドラマ「太陽にほえろ」の脚本など約25点を展示する。

 展示担当者は「日頃は現物を公開していない資料も含め、当館のさまざまな資料を一度に見ることができる。ぜひご来館いただければ」と呼び掛ける。

 開場時間は10時~19時(土曜日は18時まで)。11月21日、日曜・祝日休館。ギャラリートーク開催日は10月24日・31日、11月10日・14日。開催時間は14時~。入場無料。11月24日まで。

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