赤坂エリアの街の清掃活動を行う「greenbird(グリーンバード)」の赤坂チームが今月、設立10周年を迎えた。
グリーンバード(代表・横尾俊成)は「きれいな街は、人の心もきれいにする」をコンセプトに、主に街中の清掃を行う非営利団体として2003年に発足。原宿・表参道エリアから始まり、2018年7月現在では国内外合わせて89地域のチームが活動し、各地域でコラボイベントも開催してきた。
赤坂チームは2008年7月13日、TBSアナウンサーの秋沢淳子さんと博報堂(港区)の社員らが立ち上げた。以来、赤坂に勤務するビジネスマンや地元住民、高校生らがお揃いの緑色のユニフォームを着用して定期的に街の清掃活動に取り組み、現在では毎回60~70人が参加する。掃除用具は同団体が準備するため、手ぶらで参加できるのも特長。
同団体は今月10日、10周年を記念したパーティーを開催した。当日は33人が参加し、これまでの活動報告を行ったほか参加者同士の交流を深めた。4年間務めた八川周弘さんに代わり、24歳の後藤寛勝さんが新たにリーダーに就任することが伝えられた。
八川さんは「週で一番忙しい月曜日の翌日が活動日だったので、継続した活動が大変だと感じた時もあったが、地元の企業に勤める人などが多く参加し、楽しそうにゴミを拾ってくれている姿に支えられた」と4年間を振り返った。
新リーダーの後藤さんは「八川さんを含め歴代のリーダーたちの真剣な姿に感化され、活動を続けてきた。赤坂チームは昨年度は723人が参加したが、もっと参加者を増やして全国でも活発なチームにしていきたい」と意気込みを語った。
活動は毎月第2・4火曜日の8時30分から。雨天・祝日は中止。