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「とらや」赤坂本店、建て替えに伴い一時閉店 営業再開は2018年

行灯をビル全体のモチーフとして誕生した虎屋ビル

行灯をビル全体のモチーフとして誕生した虎屋ビル

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 赤坂の老舗和菓子店「とらや」(港区赤坂4、TEL 03-3408-4121)が10月7日、最終営業日を迎えた。

お正月に「とらや赤坂本店」の外壁に飾られた大きなたこ

 室町時代後期に京都で創業した同店。1869(明治2)年、東京遷都に伴い東京店を出店以後、1879(明治12)年に現在の元赤坂1丁目に店を構えたが、東京オリンピック開催に伴う道路拡張のため、1964(昭和39)年に現在の場所に本社ビルを移した。喫茶を併設した「赤坂本店」として51年にわたり営業してきたが、ビル建て替えのため「とらや 赤坂本店」「虎屋菓寮 赤坂本店」は一時休業となる。

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 昭和40年代後半からは、正月にビルの壁面に凧(たこ)飾りを施し、「年末年始の風物詩」として人々の目を楽しませるなど、赤坂の街の風景の一部として親しまれてきた。1973(昭和48)年には、同ビル内に「虎屋文庫」を創設し、和菓子文化の伝承と創造の一端を担うことを目的に資料展などを行ってきたが、展示の企画も一時休止となる。

 新社屋は、「開く、恵み、文化」をキーワードに建設を予定する。ファサードデザインの監修と、店舗・喫茶・ギャラリーの内装設計は、三重県・海の博物館などを手掛けた建築家の内藤廣さん。ビルの設計・施工は鹿島建設。2018年の開業を目指す。

 広報担当者は「日本だけでなく海外の方、そして小さなお子さまからご高齢の方まで、国や世代を問わず、あらゆるお客さまに、おいしい和菓子を喜んで召し上がっていただきたいという思いのもと、赤坂本店は新しく生まれ変わる。3年後、赤坂の同じ地で皆さまをお迎えしたい」と話す。

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