豊川稲荷東京別院(港区元赤坂1)で2月3日、恒例行事「節分追儺式(せつぶんついなしき)」が行われた。
「追儺」とは元々宮中で行われていた鬼はらいの儀式。現在は鬼に豆を投げ、邪気を追い払う無病息災を願う行事として行われている。
豊川稲荷の同行事では裃(かみしも)を身に付けた年男年女と参加した著名人が境内をお練り歩きし、寺院の2階のテラスから「豆まき」を行う。同寺院では財と知恵と音楽の神様である「弁財尊天」も祭っていることから、多くの芸能人やスポーツ選手も参拝に訪れることで知られている。
今年は、落語家の林家正蔵さんをはじめ、角界から双子山親方、俳優の松平健さんやタレントの山田邦子さん、小出由華さんなど文化人や著名人約50人と一般参加した約60人の年男年女が「豆まき」に参加。今年の1年の「無病息災・災厄消除・開運招福」を祈願。集まった約1,000人の参拝客の中には「豆まき」された豆を受ける袋を用意し豆まきに臨む人の姿も見られた。
豆が取れなかった人にも「福を呼ぶ」福豆・福もちが配られ、「開運招福」が祈願された。