赤坂でも「横丁プロジェクト」始動-フード・バリュー、「赤坂小路」オープンへ

赤坂に4月初旬にオープンする予定の飲食複合施設「赤坂小路」の施設内のイメージ。「路地」でもアルコールを飲めるようにする。

赤坂に4月初旬にオープンする予定の飲食複合施設「赤坂小路」の施設内のイメージ。「路地」でもアルコールを飲めるようにする。

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 トマト専門店「セレブ・デ・トマト」などの飲食店事業を展開するフード・バリュー(渋谷区)は4月初旬に、赤坂・みすじ通りにバーなど計7店が集積する飲食複合施設「~Song bar street~赤坂小路(あかさかこうじ=仮称)」(港区赤坂2)をオープンするプロジェクトを発表。同施設のテナントの募集も開始した。

 同プロジェクトを手掛けるのは「EBISUノ536(ごさろ)」などの飲食商業施設の企画プロデュースや空間デザイナーとして活躍するスタジオナガレ(渋谷区)の横井貴広さんと、「恵比寿横丁」の仕掛人である浜倉好宣さん。さまざまな飲食店を手掛け、話題を生み出してきた2人が初めてタッグを組み、赤坂で「横丁プロジェクト」を展開する。フードスタジアム(渋谷区)の佐藤こうぞう編集長もプロモーションディレクターとして参加する。

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 コンセプトは「歌って飲める大人のための『唄酒Bar(場)』」。高級カラオケ店「Voice」としてフード・バリューが展開していた店舗をリニューアルし、店内にバーなど計7店が並ぶ「横丁スタイル」の飲食複合施設として展開する。高級カラオケ店だった空間を生かし、カラオケ設備は残し、各テナントで利用できるようにする。「このような不景気の時代だからこそ、つながりが求められるのではと感じ、見知らぬ人ともつながりを持てる『横丁スタイル』にした」と同プロジェクト広報担当者。

 プロジェクトは、フード・バリューのコンセプトでもある独立開業希望者のインキュベーションが目的で、同施設に出店するテナントから敷金・礼金・内装工事費は取らない方針。初期投資費用のハードルを低く設定することで若い飲食経営者の出店を支援する。現在、7店舗限定で同施設内の飲食テナントを募集。「投資効率の観点からテナントを小規模にすることで出店者・オーナーの負担・リスクを軽減し、出店を促進する。ひとつの集合体として打ち出すメリットもある」(広報担当者)。

 テナントの店舗面積は1店舗当たり約3~5坪。施設全体の面積は約83坪で、計7店の店舗とセントラルキッチンを配置する。施設内は石畳の床にし、テナント以外の壁にも風景写真を掲出するなどバーの看板が並ぶレトロな「路地」をイメージした内装にする予定。外灯などの設置も予定し、徹底して「夜の路地」の雰囲気作りを行う。

 各テナントにはテーマが設けられ、横井さん、浜倉さん、佐藤さんの3人がアイデアを結集し、テーマを設け、テナントの内装やキャラクターなどのプロデュースを行う。40種類ほどの作成したテーマの中から各テナントが選択する仕組みで、海の家風のバーやバブル期のようなゴージャスなバーなど各テナントをエッジのある個性的な店舗にしていく方針。

 フードはフード・バリューがセントラルキッチンを運営し各テナントに供給するシステム。各テナントはアルコールなどドリンクをメーンに提供し、接客に専念してもらう。セントラルキッチンから各テナントにフードを提供することで、各テナントの人件費やフードコストを削減し、合理的な環境を提供する。メニューもテナントごとのテーマに合わせたものを用意。テナント経営者からオリジナルメニューの提案なども受付ける。また、各店舗は「味噌汁」「スープカレー」「あら汁」「うどん」「肉すい」など「自慢の締め汁」を用意。客単価は3,000円~4,000円程度を見込む。

 テナント募集の1次締め切りは2月10日。申し込みは事務局のフードスタジアム(TEL 03-6277-2479)まで。

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