赤坂のサントリホール(港区赤坂1)で12月23日・24日の2日間、「クリスマスコンサート2013」が開催される。
同コンサートは1986(昭和61)年の開館当初から毎年行われ、今年で27回目を迎える。エントランスからホールに続くホワイエには五線譜と音符をモチーフにした装飾を施し、正面玄関に設置されているパイプ・オルゴールもクリスマスの曲となり、正午には「ノエル」、コンサート開場時には「たいまつ手に手に」を25日まで奏でる。
バッハ演奏の第一人者として名声を博す鈴木雅明さんが世界の第一線で活躍するオリジナル楽器のスペシャリストを擁して結成したオーケストラと合唱団「バッハ・コレギウム・ジャパン」は2001年より、同ホールでクリスマスに「メサイア」の公演を行ってきた。「メサイアのようにじっくりと演奏を聴いてもらうだけでなく、美しいハーモニーをクリスマスキャロルとパイプオルガンでより気軽に楽しんでほしいと思い今年のオルガンコンサートを企画した」と広報担当の伊藤雅美さん。
23日は、キリストの生涯を描いたヘンデルの最高傑作「メサイア」を上演する。24日のオルガンコンサート「バッハ・コレギウム・ジャパンのクリスマス物語」では、キリストの誕生劇であるクリスマスパジェントを、同コンサートの構成・演出も務めるオルガニストの鈴木優人さんが奏でる美しいパイプオルガンの響きとともに、「ひさしくまちにし」「きよしこの夜」などのクリスマスキャロルと語りでつづる。
「今年の2日間は、バッハ・コレギウム・ジャパンの違った魅力をたっぷりと堪能できるまたとない機会。お好みのクリスマスコンサートをお楽しみいただければ」とも。
開演は、23日=15時、24日=19時。