アークヒルズにカジュアル・イタリアン-サントリーホール利用客需要で好調

サントリーホール前にオープンしたカジュアル・イタリアン「plates」の外観。

サントリーホール前にオープンしたカジュアル・イタリアン「plates」の外観。

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 アークヒルズ(港区赤坂1)2階のカラヤン広場に面した場所に11月28日、イタリア料理店「plates」(TEL 03-5114-0291)がオープンした

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 同店のコンセプトは「カジュアルで誰でも気軽に入りやすいイタリア料理店」。肉加工品の輸入・製造を行う企業が港区、品川区を中心に展開する飲食店で、同店は5店舗目。富裕層の多い広尾にあえて低価格でカジュアルな店として同店の1号店を出店し、好評を得たことを受け、広尾と同様富裕層の多い赤坂にも出店した。同社で扱うハムやソーセージなどの肉加工品などを使用することでコストを抑えたメニューを提供。気軽に入ってもらえるよう、同ビル内の他店舗が導入しているチャージ料やサービス料は一切なくした。

 店舗面積は30坪。席数は店内26席、テラス席28席の計54席。店内の壁面にはカラフルな絵を描いたりタイルなどをあしらいカジュアルさを演出。キッチンはオープンキッチンにすることで、客席から調理している様子が見えるようにし、安全性をアピールする。キッチンだけでなく冷蔵庫も客席から見える位置に配置し、安全性を訴えると同時にディスプレーとしても活用し、利用客がオーダーしやすい環境を作る。天井には傾斜をつけ、自然と視線がキッチンへと向かうような工夫も施した。「『ダサさがある方が気軽に入りやすい』という社長の考えから、あえてかしこまらないようなデザインにしている」と同店シェフの滝田真司さん。

 ランチはオフィスビルの需要を、ディナーは近隣の人をターゲットに据える。また、サントリーホールの正面という立地条件を生かし、年間約300もの公演がある同ホールの利用客も狙う。「コンサートに合わせていらっしゃる方も多いので、ランチで4回転、夜でも3回転ぐらいお客様が入れ替わる」(滝田さん)。

 メニューは、同社で扱うハムなどの肉加工品を使用し、南イタリア料理特有の素材を生かした大胆な料理をメーンに提供。店内に設ける石窯を使用した「アサリの窯焼き蒸し」(850円)などグリル料理、同社で扱う肉加工品を使用した「欧州直輸入生ハムの盛り合わせ」(1,500円)、「牛肉のタリアータ海藻サラダ」(1,300円)、香草でマリネした鶏肉を丸ごと1羽焼き上げる「ロティサリーチキン」(4分の1羽=1,200円、2分の1羽=1,800円、1羽=3,200円)などを提供。石窯で焼く「プロシュート&グリーンリーフ」(1,650円)などピザのメニューや、五反田店で展開するパスタ工房で作っている自家製の生パスタを使用した「生ハムとルッコラ入りのクリームソース和え」(1,800円)などのパスタのメニューもそろえる。

 ランチはビュッフェスタイルで展開。パスタ・ピザ・チキンのオーダーをメーンに、サラダや前菜はビュッフェスタイルで提供する。アルコールはイタリア産、カリフォルニア産のワインがメーン。

 営業時間は、ランチ=11時~14時30分(ラストオーダー)、ティータイム=14時30分~17時、ディナー=17時~22時(ラストオーダー)。年末・年始定休。

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