●「赤坂 四川飯店」
(千代田区平河町2、TEL03-3263-9371)
中華の鉄人、陳建一さんの店として有名なこちらのお店。本場の味そのままの本格四川料理を堪能できるのはもちろん、今ではすっかりおなじみとなっている、日本人向けにアレンジされた数々の中華料理の元祖としても知られています。
高級なイメージの強い四川料理ですが、元々は中国の家庭的な料理。そこにプロのワザが加わることで、中華本来のダイナミックさを楽しみつつ、食べ終わった後にすがすがしい満足感を味わえる絶品の料理となっています。
日本人におなじみの「海老のチリソース」(小盆、2,520円、写真左上)は、四川では元々ケチャップを使わない炒め物。これをアレンジしてケチャップを用い、さらに卵を入れてふわっと仕上げたエビチリは、こちらが元祖。
また、ごまペーストをかけた「バンバンジー」もこちらで生まれた料理だし、本場では汁なしの和えそば風だった「タンタンメン」(平日のランチタイム=1,050円/土・日・祝日とディナータイム=1,155円、写真右上)を、汁そばにアレンジしたのも実はこちらが発祥です。
夜に訪れ、コース料理でご宴会というお客さんでもわざわざ別注文するほどの、ダントツ人気の麻婆豆腐は2種類を用意。お昼の「ランチセット」なら、おかわり自由のごはんに、スープと漬物付きで1,260円とリーズナブル。山椒の辛味を抜いた「マーボードーフ」と、本場の味の「陳マーボードーフ(四川山椒入り)」を選べます。
ランチセットでは、全部で7種類の料理から一品を選べるのですが、やはりどちらかの麻婆豆腐を選ぶ方が圧倒的。
でも、「マーボーも他の料理も食べてみたい」あるいは「ちょっとぜいたくにランチを楽しみたい」なんて方には、7種類の中から2品を選べ、そのうえさらにフカヒレスープとデザート付き。というおトクなランチの、「スペシャルセット」(2,625円、写真上)が断然おすすめ! 高級料理のフカヒレスープも味わえるなんてホントにうれしい限りです。
選べる2品を2種類の麻婆豆腐にして、食べ比べてみる方も多いのだとか。どの料理を選んでも、もちろんごはんもおかわり自由だから、おなかいっぱいしっかりと食べられますよ。グループで来て違う料理を頼んで、みんなでシェアするのもいいですね。
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「赤坂 四川飯店」
千代田区平河町2-5-5 全国旅館会館ビル5・6F
03-3263-9371
11:30~15:00(14:00L.O.)/17:00~22:00(21:00L.O.)
年中無休
【関連リンク】
◇B級グルメ王・柳生九兵衛の「赤坂うまいもんめぐり・ぐるグルメ!」《第1回》「炎麻堂 赤坂店」(赤坂経済新聞)
http://akasaka.keizai.biz/column/26/
◇B級グルメ王・柳生九兵衛の「赤坂うまいもんめぐり・ぐるグルメ!」《第2回》「東京麻婆食堂」(赤坂経済新聞)
http://akasaka.keizai.biz/column/28/
◇B級グルメ王・柳生九兵衛の「赤坂うまいもんめぐり・ぐるグルメ!」《第3回》「ミスターチンズダイニング 赤坂2号店」(赤坂経済新聞)
http://akasaka.keizai.biz/column/29/
◇B級グルメ王・柳生九兵衛の「赤坂うまいもんめぐり・ぐるグルメ!」《第4回》「メゾン・ド・ユーロン 遊龍酒家」(赤坂経済新聞)