赤坂の一ツ木通り沿いにあるイタリアンレストラン「IL Casita（イル・カシータ）パスタテーブル」（港区赤坂4、TEL03-5572-6655）が、「レストランを通じて私たちにできること」として、震災以降も東北の食材を使った料理を提供している。

　同店が提供する料理は、料理長・秋田和則さんが東北を旅しながら生産者と出会い、味を直接確かめた食材を使っているという。メニューは、「岩手県産 Hola四元豚（オラよんげんとん）の豪快グリル」（2,900円）、「岩手県産石黒農場のホロホロ鳥のラグーフェットチーネ」（1,800円）など。いずれも、各自治体が空間線量率の測定結果が平常値の範囲内ということで問題ないと発表している食材を使う。

　「震災から1カ月以上が過ぎ、メディアでも風評被害を正していくことの大切さが取り上げられている。レストランとしてできることは、本当においしいと思う食材を風評被害に惑わされることなくお客さまにきちんと伝えることだと考えた」と秋田さん。「今後はグループ全店を挙げて『岩手県フェアー（仮称）』を予定している」とも。

　営業時間は、平日＝11時30分～14時30分、18時～23時、土曜・祝日＝12時～22時。日曜定休。