特別企画展示「阪神・淡路大震災から30年~変化した防災意識~」が11月8日、「赤坂Bizタワー SHOPS&DINING」(港区赤坂5)で始まった。
1995(平成7)年1月の阪神・淡路大震災から30年の節目に合わせて開催された同展示。当時の被災状況を振り返るとともに、震災から得られた教訓や、その後の防災意識の変化を伝える。
会場となる同施設2階アトリウムでは、毎日放送の協力により、被災地の様子を捉えた写真や映像を展示。現場取材に当たった、当時TBS経済部記者の松原耕二さんと報道カメラマンの森雄吾さんへのインタビュー文も用意し、対談形式で当時の状況を振り返る。
「変化する防災」をテーマにしたコーナーでは、震災以降に進んだ取り組みを紹介。耐震基準の見直しや災害時の消防や医療体制の強化、震度階級の改定、地震保険の普及など、制度面・意識面の変化をパネルで示している。
TBSスパークル・メディアビジネス本部の武田守弘さんは「震災を風化させず、そこから学び継承できることを改めてこの機会に伝えたい。この震災によって日本の『安全神話』は崩れ、防災意識も大きく変わった。小さなお子さまと一緒に来場する人には、当時のことも交えながら防災の大切さを伝えていただくきっかけになれば」と話す。
観覧無料。今月23日まで。