
赤坂の老舗和菓子店「とらや 赤坂店」(港区赤坂4、TEL 03-3408-2331)が現在、春向けの限定和菓子を販売している。
例年春向けの商品を販売する同店。今年は10種類以上をラインアップする。季節限定の「小形羊羹(ようかん)『いちご』」(346円)は、イチゴとこしあんで仕上げた商品。原材料のイチゴなどを変更することで「以前よりも深く豊かな風味に仕上げた」という。
「春パッケージ小形羊羹」(324円)は、パッケージに桜をモチーフにした絵柄を描いた小倉の「夜の梅」、抹茶入り「新緑」、黒砂糖入りの「おもかげ」を用意する。
「春いろ詰合せ」(2,355円~)は、白あん入りの「御代の春 紅」、こしあん入りの『御代の春 白』、小倉あん入りの「弥栄」といった3種類のもなかと、「春パッケージ小形羊羹(4本入り)」「小形羊羹『いちご』(同」の2種類から選べる。龍さんは「化粧箱をリニューアルし淡い桜色の箱に詰め合わせた。箱とふたが一体になっており、天然素材のゴムバンドで留める包装不要の化粧箱になっている」と話す。もなかは、バラ(各238円)でも販売する
3月上旬に販売を始める桜にちなんだ2種類の季節のようかんも用意する。「桜の里」(2,160円)は、道明寺かんと塩漬けした桜の葉を刻み入れた練りようかんを組み合わせたようかんで、桜の葉のほのかな香りが楽しめるという。「雲井の桜」(中形=2,160円、竹皮包み=4,320円)は、桜の花型で作った紅色の練りようかんと小豆入りの白練りのようかんを合わせる。「『雲井(居)』」は宮中を表す言葉で、春の日差しの中、御所の庭に咲き誇る桜を表しているという。
3月16日に発売する生菓子は3種類。「嵐山」(573円)は、ごぜんあん入りの薯蕷(じょうよ)まんじゅうで、一輪の桜をかたどった。きんとん製の「遠桜(とおざくら)」は小倉あん入りで遠くに見える桜の濃淡のあるさまを紅と白のそぼろで表現する。ようかん製の「手折(たおり)桜」(以上540円)は、白あん入りで、「春を謳歌(おうか)して咲き誇る桜の美しさ」を表すという。
龍さんは「今年は、小形羊羹『いちご』と『春いろ詰合せ』をリニューアルし、より春らしさを感じられるラインアップとなった。暖かな季節が待ち遠しいこの時季、桜などをモチーフにしたとらやの菓子で一足早い春を楽しんでほしい」と話す。
営業時間は9時~18時(土曜・日曜・祝日は9時30分~)。毎月6日定休。「嵐山」「遠桜」「手折桜」=3月31日まで、「小形羊羹『いちご』」「春パッケージ小形羊羹」「春いろ詰合せ」「桜の里」「雲井の桜」=4月上旬まで(いずれも準備数に達し次第終了)。