日枝神社(千代田区永田町2)の境内に咲く紅梅が見頃を迎え、参拝に訪れた人々の目を楽しませている。
社殿に向かって左側に安置する子猿を抱く母猿像の後ろに咲く紅梅(2025年2月5日撮影)
神の使いとして猿を祭る同神社。境内には夫婦の猿像を設置し、社殿に向かって右側には商売繁盛・社運隆昌(りゅうしょう)にご利益があるとされる雄猿の神猿像、左側には安産・子宝にご利益があるとされる子猿を抱く母猿像を安置する。
撮影日には、母猿像の後ろに位置する濃いピンク色の紅梅が見頃で、白梅のつぼみも膨らみ始めたことを確認できた。「梅(うめ)が咲いている」と声を上げる人やスマートフォンで撮影する人の姿もあった。
同神社広報担当の内田博之さんは「立春になり暦の上では春を迎え、境内の紅梅が咲き始めた。春といえば花見。花見といえば桜を思い浮かべる方が多いと思うが、はるか昔、奈良時代の頃は梅を指していたと聞く。寒い日が続く時期ではあるが、参拝の折に梅の花を愛(め)でることで春を感じていただければ」と話す。
開門時間は6時~17時。