サントリーホール(港区赤坂1、TEL 0570-55-0017)の昼休みの無料コンサート「サントリーホール オルガン プロムナード コンサート」が12月12日に開催される。
1991(平成3)年10月から8月を除く毎月、原則木曜日のランチタイムに月1回開催している同コンサート。コンサートの中でも12月はクリスマスシーズンのコンサートとして開催。通常のオルガンソロだけでなく、オルガンと別の楽器やオルガンの連弾など、幅広いオルガン演奏を披露する。今年はオルガンと初となる合唱のアンサンブルで届ける。
同ホール企画制作部の黒川照美さんは「合唱も気兼ねなく制限なしで演奏できるようになった今、キャロルなどクリスマスにこそ聴きたい曲目を、合唱ならではの豊かでぬくもりのある響きで楽しんでいただきたいと考え企画した」と話す。
当日は、オルガニストの清水奏花さんと国立音楽大学の声楽専修、大学院声楽専攻の在学生と卒業生・修了生を中心としたメンバーで結成された声楽アンサンブル「KCMヴォーカルアンサンブル」が出演。ソプラノ、アルト、テノール、バスで構成した16人が演奏する。オルガニストを中心に企画し、同ホールのオルガンの響きを生かした演奏と歌声を披露するという。
黒川さんは「『これぞオルガンで味わうクリスマス』といった曲目が存分に詰め込まれている。年末の忙しさからホッと自分を解き放ち、クリスマスの喜びに全身で浸ってほしい」と来場を呼びかける。
11時45分開場、12時15分開演。要事前申し込み。応募は11月28日10時から受け付ける(定員に達し次第終了)。