日本と世界の固有品種ワインとチーズを知るイベント「第6回OIV登録サミット」が12月7日、永田町の全国町村会館(千代田区永田町1)で開かれる。主催は一般社団法人「OIV登録品種協議会」(新潟県上越市)。
同協議会は、国際ブドウ・ワイン機構「OIV」に登録された日本の3品種「甲州」「マスカット・ベーリーA」「山幸(やまさち)」を中心に、日本固有のブドウ品種とそのワインの国内・国際的評価向上を目的に活動している団体。
第1部では「日本固有品種が直面する課題 これまでの歴史・栽培から見た未来へのヒント」をテーマにパネリストが今直面する課題などについて講演を行う。10月に仏ディジョンで開催した「第45回OIV世界ブドウ・ワイン会議」の最新レポートも紹介。ほか、「固有品種ワインを生み出す生産国の取り組み最前線」をテーマにパネルディスカッションも行う。
第2部の「国内外の固有品種のワインとチーズを楽しむ時間」では、OIV登録3品種をはじめとする日本固有品種のワイン約30種やパネルディスカッションで紹介するモルドバ・ジョージア・ブルガリアの固有品種のワインも試飲できる。チーズはチーズプロフェッショナル協会がセレクトした約10種類をそろえるほか、チーズの合う5種類のパンも用意する。
同協議会代表理事の松尾英理子さんは「今年は日本の固有品種はだけでなく、世界の固有品種の魅力を学ぶ時間も盛り込んだ。後半はワインやチーズも自由に楽しんでいただける。ぜひ固有品種の可能性を感じてほしい」と話す。
開催時間は13時~17時。参加費は8,000円。定員は120人。要事前予約。