政府インターネットテレビが現在、迎賓館赤坂離宮(港区元赤坂2)の「一般公開ガイド」を配信している。
迎賓館赤坂離宮本館の中央階段を上がった2階大ホール(提供=内閣府迎賓館)
外国の元首や首相などの賓客を迎えるための迎賓施設である同施設。今年4月から、賓客を迎えるのに支障のない範囲で一般公開を開始。公開は、事前申し込みと当日受付を併用し、多数の申し込みがあるため1日あたり定員4000人まで一般公開を行っている。
5月26日から政府インターネットテレビで公開されている同動画。迎賓館を訪れる人が事前に視聴することで現地をスムーズに見学できるほか、現地に足を運ぶことができない人も同館の雰囲気を味わうことができるようになっている。
ガイド内ではベルサイユ宮殿の前庭にならってピンコロ石が敷き詰められ、142本の黒松が植えられている「前庭」、公式行事に使用される本館2階の4つの公用室「彩鸞(さいらん)の間」「花鳥の間」「朝日の間」「羽衣の間」をはじめ、「本館」、「主庭」、本館の東側の国賓や公賓に「和のおもてなし」をする施設として建つ「迎賓館和風別館 游心亭(ゆうしんてい)」の見どころや公開に関する応募方法などを詳しく紹介する。
同館館長の別府充彦さんは「迎賓館は四ツ谷駅からほんの10分で別世界へと足を運ぶことができる施設。世界の賓客をお迎えする外交の舞台なので、一般公開の期間に、その歴史や建物、庭園をお楽しみいただきたい」と話す。
迎賓館の公開時間は10時~17時。前庭は見学無料で申し込み不要。本館の見学は、1日4000人を定員とし、個人の事前申し込み1500人と団体の事前申し込み1500人、当日受付1000人を併用。個人料金は、大人=1,000円、中高生=500円。団体料金は、同=800円、同=400円。前庭と本館は年齢制限なし。和風別館は要事前申し込みで、1日6回ツアー形式で公開。各回定員20人。中学生以上が対象。料金は、同=1,500円、同=700円。