赤坂エリアで11月5日、夜空の月を見上げる人々が多く見られた。
日本では、旧暦8月15日の「十五夜(中秋の名月)」と、旧暦9月13日の「十三夜(後の月)」を名月と呼び、月見をする習慣があるが、今年は旧暦のうるう年が9月に入ったことで、二度目の十三夜(「後の十三夜」と呼ばれる)が、今月5日にあたった。
前回、「後の十三夜」が現れたのは1843(天保14)年で、今回は171年ぶり。今年観測された「スーパームーン」のように、月が地球に近づく現象ではないため、大きく見えたり、明るく見えたりすることはないが、ネット上では「ミラクルムーン」と呼ばれ、話題となっている。
当日、赤坂エリアの夜の天気は曇りだったため、曇り空だったが、雲の切れ間からミラクルムーンが覗く「奇跡」を信じて、足をとめる仕事帰りのサラリーマンやOLの姿も見受けられた。
次回、十三夜が二度現れるのは、95年後の2109年。十五夜は、38年後の2052年。