赤坂の和食店「がっしょ出雲」(港区赤坂3、TEL 03-3589-3070)が7月29日、丑(うし)の日に合わせて1日限りのランチ営業を行う。
出雲食材にこだわったメニューを提供し、通常はディナーのみ営業する同店。店主の野津宏太さんは「昨年よりもうなぎの数が減り価格の高騰も続いているので、安定して提供するのが難しくなっている。だからこそ土用の丑の日くらいは、生臭さが少なく肉厚な、宍道湖(しんじこ)産の活うなぎを多くの人に味わってもらいたい」と話す。
メニューは、うなぎを生から時間をかけてふっくらと焼いて半身のせた「宍道湖産活うな丼」(2,600円)、うなぎを1本のせた「宍道湖産活一本うな重」(4,300円)を用意する。ご飯は、島根県産のブランド米「仁多米(にたまい)」を、出雲の三瓶(さんべ)山から採取された天然シリカを多く含んだミネラルウオーターを使って硬めに炊いているという。
テークアウトを行っていない同店だが、客からの要望に応え「宍道湖産活うなぎ弁当」(2,700円)も販売。弁当は、ご飯の上に白焼きのうなぎ半身とワサビが添えられており、たれは別の容器で提供するため2種類の味を楽しむことができる。
「うなぎの稚魚は若干増えてきていると聞いているが、まだ市場に反映するレベルではない。宍道湖のうなぎのおいしさを伝えるためにも頑張って提供していきたい」とも。
ランチの営業時間は11時30分~14時30分。弁当は3日前までに要予約。