昨年9月に実施された「社長が住む街」調査結果が2月3日発表され、「港区赤坂」が前年に引き続きトップとなった。
東京商工リサーチ(千代田区)が個人企業を含む全国約245万社の代表者データから社長の居住地を抽出し、ランキングにまとめた。「港区赤坂」は、2位の「渋谷区代々木」1747人、3位の「港区高輪」1709人を上回る2009人と、前年に続き最も社長が多く住んでいる街という結果が出た。ホッピービバレッジ(港区赤坂2)の石渡美奈社長も赤坂の出身。現在も地元密着型の企業として同エリアに本社を構える。
日本の高級住宅街として挙げられる「大田区田園調布」や「世田谷区成城」はそれぞれ6位、7位にランクイン。調査では、「地価下落で、都心部でも住居が購入しやすくなったことを背景として、交通アクセスが良く職住近接が実現できること、買い物が便利であること、繁華街や文化施設にも近いこと、などを重視する『都心回帰』の動きから、人気エリアへの集中が見られるランキングとなったといえる」と分析している。