2011年3月に閉館し、解体工事が進むグランドプリンスホテル赤坂(千代田区紀尾井町1)の高さが100メートルを切った。
現在、再開発のために解体工事が進んでいる同ホテル。大成建設の新工法「テコレップシステム」を採用し、建物の屋根を最後まで壊さず、上部から1階ずつ解体することで、粉じんの飛散や騒音・振動を低減している。
同建設会社広報の松井さんによれば、この解体方法により同ホテルの高さは10日ごとに約6・4メートル低くなっており、1月29日の時点で高さは100メートルを切っているという。
高さ約140メートルあった同ホテルが「縮んでいく」ようなこの模様が、現在ネットなどで話題となっており、ユーチューブでは再生回数が50万回を超え、注目を集めている。
「(テコレップシステムが)注目されていることはうれしい。事故のないよう安全に解体を進めていければ」と松井さん。「2月には半分の高さになるのでは」とも。
解体工事は5月末に終了する予定。