7月1日から始まった飲食店での牛の生レバー提供禁止による影響を、「レバ刺し」をメーンに提供していた赤坂の串焼き料理店「赤坂金舌」(港区赤坂3、TEL 03-3568-2129)に聞いた。
2009年のリニューアルオープン以来、牛の生レバーを使った「日本一のレバ刺し」(1,800円)を看板メニューとして掲げてきた同店。6月中は「駆け込み需要」により、連日満席になっていたという。
「ほぼ毎日キャンセル待ちが10件も入るような状態で、売り上げは通常の1.8倍にもなった。しかし、7月に入ると元の水準に戻ってしまった」と同店を運営するエッジ(港区)の鎌田祐一さん。
6月14日からは、新たな規制基準にのっとった「日本一のレバー」(1,800円)を用意。熱した溶岩石の上で客自身が生レバーを焼いて食べるかたちで提供を続けている。
鎌田さんによると、「生レバー禁止を生肉全般の中止と誤解しているお客さまもおり、少なからず売り上げに影響している」という。
同店では今月末までユッケなど牛生肉を中心にしたコース「生肉おすすめセット」(3,600円)を提供。牛生肉の販売継続をアピールする。
「『日本一のレバー』は『日本一のレバ刺し』と同じ素材を使っているため、お客さまから好評を得ている。新たな看板メニューにできれば」と鎌田さん。
営業時間は11時30分~14時、17時30分~23時30分。日曜定休。