TBS赤坂ギャラリー(港区赤坂5)で、「TBS Doll Show」を開催している。主催はTBSテレビ(港区赤坂)と美研インターナショナル(目黒区)。
「クール・ジャパン」をはじめとして日本文化が世界から注目されるにあたり、一般の目に触れる機会の少なかった「人形」の世界観をあらためて発信しようと開催に至った同展。美研インターナショナルは、これまでに世界50都市以上で延べ90回以上にわたり、絵画や書道、工芸作品など、日本の文化的な作品をご紹介する展覧会・イベントを開催してきた。「人形も、時には信仰の対象として、時には子どもたちの玩具として、長い歴史の中で日本独自の文化を育んできた大変魅力ある作品のひとつ」と同社のプロジェクトリーダー・高橋雅和さん。現代の人形作家の作品を約130点展示すると同時に、即売会も行う。人形の価格は16万~370万円。
人形の売り上げの5%と、会場で販売するポストカード(150円)の売上げの全額は「JNN・JRN 絆-きずな-プロジェクト」JNN・JRN共同災害募金事務局を通じて日本赤十字社に寄付する。
「長い歴史の中で古来より伝わる技法を施した伝統的な作風から、ビスクドールや球体関節、レースドールなどの前衛的な作風までその表現は実に多様。伝統と革新が交差する中、現代の人形作家が描いた表情豊かな『人形』作品独自の存在感を楽しんでもらえれば」と高橋さん。「創作作家や人形に興味のある方はもちろんのこと、人形作品になじみのない一般の方まで、幅広い層の方に足を運んでいただきたい」とも。
29日まで。開催時間は、11時~17時。入場無料。