TBSラジオ(港区赤坂5)は3月18日、東北地方を中心とした被災地にラジオを届けるため、同日午前10時からラジオの回収をスタートした。
東日本大震災の被災地では、非常時の情報源であるラジオが不足している。TBSラジオは急遽、リスナーの家庭で眠っているラジオやラジカセを集めて被災地に届けることを決定。17日の夕方から夜にかけて番組やホームページを通してリスナーに呼びかけた。
「一日でも早く、一台でも多く被災地に届けたいと思い突貫で準備した。それにもかかわらず、朝からたくさんのラジオが集まっている。朝5時に訪れてくださった方もいた」とTBSラジオ制作センター長の碧海純さん。「ラジオを持参いただいた方には被災者へのメッセージも書いてもらっている。メッセージとラジオをセットにして届け、被災者を元気づけたい」とも。
ラジオやラジカセは、電池が切れていたり聴けなくなっているものでも回収する。ただし、電池で聴けるものに限る。修理可能なものはTBSラジオで修理し電池を交換後、東北各県のTBSラジオ系列局を通じて被災地に届ける。
ラジオの回収は、TBS放送センター前の赤坂サカス広場・特設会場で、毎日午前10時から16時まで実施する。