ザ・キャピトルホテル 東急(千代田区永田町2、TEL 03-3503-0109)が今年も、新作おせちを予約販売する。
50個限定で用意する「おせち料理」(10万円)は、同ホテル総料理長の曽我部俊典さんを中心に和洋中の料理人が、おせち料理を通して「日頃の感謝と年始の和らぎ」を伝えたいと用意したもの。3段仕立てで、4人前相当の料理を盛り込む。
最上段の「一の重」は、同ホテルの日本料理「水簾(すいれん)」の料理人が手がけた。ラインアップは19種類。同店オリジナル配合の西京みそに漬け込んで焼いた「尼鯛(アマタイ)味噌(みそ)焼」、赤ワインを加えたシロップに漬け込み、ほのかなワインの風味が感じるという「黒豆蜜煮 金箔(きんぱく)」、オリジナルのだしをしっかりと染み込ませた「数の子」など、同店の伝統的な料理を盛り込む。
西洋料理を収めた「ニの重」は曽我部総料理長が手がけた18種類のフランス料理を盛り込む。「雲丹(ウニ)を挟んだ平目のオーブン焼き」は、さらにおいしく食べられるようにとニンジンとカボチャの南蛮漬けを重ね甘酢を染み込ませる。「オマール海老(エビ)のメダイヨン トリュフと金箔」は、トリュフをアクセントオマールエビの素材の味を生かした。このほか、ワインやマデラ酒で時間をかけて柔らかく煮込んだ、温めて食べられる「牛頬(ほほ)肉とセープ茸のブレゼ グリーンペッパー風味」など、通常一皿の中で表現するフランス料理を1品に仕上げたメニューを並べる。
おせちにスープを初めて入れる「三の重」は、同ホテルの中国料理「星ヶ岡」のシェフが手がけた6種類のメニューを盛り込む。「蟹(カニ)肉入りふかひれスープ」は、同店で人気のあるメニューの一品で、店内と同じ味が楽しめるよう真空パックにして盛り込み、温められるようにした。シグネチャーメニューの「ふかひれ姿煮込み」も温めるスタイル。このほか、カニの紅白でめでたい正月を表現した「ズワイ蟹爪塩水煮」や「蝦夷鮑(えぞあわび)の塩水漬け」などを収める。
曽我部さんは「温めて食べていただける料理を3品用意した、ホテルやレストランさながらの味が楽しめる珍しいおせち料理になっている」と胸を張る。
11月30日まで受け付ける(準備数に達し次第、終了)。