赤坂氷川神社(港区赤坂6)が現在、「菊」をモチーフにした月参り御朱印「かさね」を頒布している。
千年以上の歴史を持つとされる同神社。季節に合ったテーマの御朱印を頒布するほか、今年4月からは、月ごとにその月にちなんだ色の和紙を重ね合わせた月参り御朱印「かさね」を数量限定で頒布している。奉製は「かさねの色目(いろめ)」を用い、今月は「菊」の月参り御朱印を用意した。
職員の神屋宗太郎さんは「平安貴族の十二単(ひとえ)に代表されるように、日本人は古来より色の重ね合わせることで、移り変わる季節を表した。その組み合わせは多種多様で、『菊』『紅葉』『撫子(なでしこ)』『雪の下』など季節にちなんだ美しい名前を付けた」と話す。「季節の移ろいを感じながら参拝いただき、月参り御朱印『かさね』をお受けの際は、みやびな伝統文化に思いをはせてほしい」と話す。
初穂料は500円。頒布数は500枚。