「赤坂氷川祭」が9月15日、赤坂氷川神社(港区赤坂6)を中心とした赤坂エリアで始まる。
江戸時代から続く歴史ある催し物として知られる同祭。コロナ禍以前は毎年3000人以上が参加し、見学者などを含めると1万人以上が来場していた。15日に「例祭」を行い、みこしや山車の巡行も行うほか、16日~18日は盆踊りや露店の出店などを含めた「神賑(にぎ)わい」を行う。
15日は夕方から山車の巡行を行い、夜の街を江戸型山車と町会みこしが巡行する。16日は地域の子どもたちによる「子どもみこし巡行」を行い、17日の「神幸祭(しんこうさい)」には神社隊列、江戸型山車、町会みこし15基から成る連合渡御を予定する。15日~17日は同神社境内で盆踊り大会も実施する。
祭りの開催に合わせ、15日~17日は季節の御朱印「例祭」を数量限定で頒布する。氷川の名の由来である出雲国「簸川(ひかわ・現在の島根県斐伊川)」にちなみ、水の流れを表した文様に、ご神故の「左三つ巴(どもえ)」を箔(はく)押しで重ね奉製。境内の藍畑で収穫した藍で和紙を染めた御朱印「甕覗き(かめのぞき)」も15日限定で頒布する。初穂料は500円。
同神社職員の神屋宗太郎さんは「メインとなる17日に行う『神幸祭』は2018(平成30)年以来となる町会みこしの連合渡御となり、15基の町会みこしと三層型の江戸型山車『日本武尊(やまとたけるのみこと)』が赤坂の街を巡行する。盆踊り大会が行われる境内では露店と赤坂名店街が出店する。家族や友人と誘い合わせのうえ、ぜひ参加してほしい」と話す。「コロナ禍を経て再認識をしたものに『日常のありがたさ』がある。祭礼が実施できることの有り難さをかみしめながら、多くの皆さまと一緒に赤坂氷川祭を祝いたい」とも。
宵宮巡行開始時間は18時(初日)。露店出店時間は、15日=15時~21時、16日・17日=18時30分~21時。盆踊り大会時間=18時30分~21時(全日)。神幸祭は11時~18時(最終日)。