端午の節句向けの和菓子を現在、赤坂の老舗和菓子店「とらや 赤坂店」（港区赤坂4、TEL 03-3408-2331）が期間限定で販売している。

4月21日に販売を始める柏餅（左から）「御膳あん」「みそあん」

　端午の節句に合わせ、限定和菓子を毎年販売している同店。今年のラインアップは4種類。「小形羊羹（ようかん）『五月（さつき）のぼり』」（292円）は、パッケージにアヤメ、こいのぼり、かぶとを描いたようかんで、小倉の「夜の梅」、抹茶入り「新緑」、黒砂糖入りの「おもかげ」を用意する。季節のようかん「菖蒲（あやめ）あわせ」（1,944円）は、咲き競うアヤメを緑・紫・白・紅の4色で表現する。

　4月21日には「柏（かしわ）餅」の販売を始める。同店で販売するのは餅製で、味は「御膳あん」と、白あんに白みそを加えた「みそあん」（以上346円）の2種類を用意する。

　5月1日には、ちまきの販売も始める。「羊羹粽（ちまき）」は、小豆の風味が豊かに感じられる商品で、くずにこしあんを練り合わせて仕上げる。「水仙粽」は、くずと砂糖のみで仕上げた商品。「白下糖入外良（しろしたとういりういろう）粽」（以上465円）は、サトウキビの一種である竹糖（ちくとう）の絞り汁を煮詰め冷やした白下糖を使ったういろう製の菓子に仕上げる。同じ味を束にした3本束（1,394円）も販売。

　とらや広報担当者の橋爪佐和さんは「『端午の節句』にちなんだようかんや、季節の菓子としても親しまれている『柏餅』や『粽』とともに、家族や友人との時間を楽しんでほしい」と話す。

　営業時間は9時～18時（土曜・日曜・祝日は9時30分～）。5月8日は定休。「柏餅」「粽」は5月5日まで。「五月のぼり」「菖蒲あわせ」は5月上旬まで（いずれも準備数に達し次第終了）。