ひな祭り向けのすしを現在、溜池山王の上方(かみがた)ずし店「有職(ゆうしょく)」(港区赤坂2、TEL 03-3560-7577)が販売している。
「茶巾ずし」や「ちまきずし」などに代表される「上方ずし」を提供する1933(昭和8)年創業の同店。
ひな祭り向けの「はまぐり寿司(ずし)」(1個=594円)は、タイの焼身やカニ、絹さや、かんぴょうなどを合わせたちらしずしを、貝のハマグリの形に整えてふんわりとした卵で包む。古くから、奈良・京都などの上方で、女子の節句にハマグリを食べる習慣があることにちなみ、ひな祭り商品として販売している。3月1日~3日は、「3個折り」(1,944円)と「6個折」(3,834円)には、桃の花の小枝を添えて販売する。
3月10日ころからは、春向けメニュー「春の一花一葉」(1個=486円)の販売を始める。サクラダイのそぼろや刻んだ菜の花などを合わせた酢飯を桜色に染めた卵と桜葉で包んだ甘いお菓子感覚のすしで、花見の時季に合わせて3月下旬から4月上旬の桜の季節が終わるころまで販売する予定。
社長の横田雅房さんは「『はまぐり寿司』は、お祝いの席向けのすしなので、皆さんで一緒にひな祭りをお祝いしてほしい。『春の一花一葉』は、お花見のお供に食べていただきたい」と話す。
営業時間は9時~16時(日曜・祝日は15時まで)。「はまぐり寿司」販売は3月3日まで。「春の一花一葉」販売は3月下旬~4月上旬まで。赤坂本店のほか、伊勢丹新宿店、日本橋三越本店、小田急百貨店新宿店、玉川高島屋SC店などの百貨店でも販売する。