テークアウトおせちの予約を現在、ANAインターコンチネンタルホテル東京(港区赤坂1、TEL 03-3505-1111)内の日本料理「雲海」が受け付けている。
店内で提供する「おせち料理」には赤飯が付き「雑煮椀」は2種類の味から選べる
大みそかまで予約を受け付ける「おせち宝箱」(1万円)は1人向けの商品。大きさは、縦11センチ×横25センチ×高さ5.5センチの白木の箱に詰めた一重。料理のラインアップは25種類で、「栗金団(くりきんとん)」「小川唐墨(からすみ)」「数の子」「子持鮎(あゆ)昆布巻き」などを盛り込む。
カツオと昆布のだしを使い関東風のすまし汁仕立てにした「雑煮椀(わん)」も別添えで付く。具は「熨斗(のし)焼き餅」「合鴨ロース」「蒲鉾(かまぼこ」」「日の出金時人参(きんときにんじん)」「亀甲大根」など8種類を入れる。
同ホテル広報担当の森直美さんは「昨年暮れに1人向けのテークアウト用のおせち料理を初めて販売したところ、当初の予測を約3倍上回る需要があった。今年は新型コロナウイルスの感染状況が沈静化しているので、年末年始は郷里で迎える予定の方が多いことは想定されるが、世の中の経済状況が急速に回復している中で年末年始も仕事をする方も多いと推察できる。そうした方々のためにも、今年も1人用のおせち料理を用意し、年末まで予約を受けられるようにした」と話す。
同店では1月1日・2日、店内でもおせち料理を提供する。予約限定で用意する「おせち料理」(1万1,809円)は、テークアウトと同じ白木の箱に詰めた一重スタイルで提供。料理はイクラのしょうゆ漬けをのせた「金柑膾(なます)」、紅白に見立てた「鰆(サワラ)西京漬け」と「鮭幽庵(さけゆうあん)焼き」、「寿老鞘(じゅろうさや)巻き海老(えび)」「柚香(ゆこう)伊達(だて)巻き」など、テークアウトのおせちと同じメニューに赤飯を添えて提供する。
ほかにも、2種類の味から選べる「雑煮椀」も付く。関西風は、京都の西京白みそを使った白みそ仕立てで、関東風はカツオと昆布を使ったすまし汁で提供する。それぞれの椀には「熨斗焼き餅」「合鴨ロース」「蒲鉾」など8種類の具を入れる。
森さんは「家族や親しい方と食卓を囲う場合も、お1人さま用の詰め合わせを人数分希望するケースも増えている。開運招福の願いを込めた宝箱のようなおせち料理は、お1人さまごとに25種類の縁起にちなんだ一品一品がお楽しみいただける。手作りの作りたての味わいをぜひ、新しい年の始めに楽しんでいただければ」と話す。
「おせち宝箱」の予約の受け付けは12月31日18時まで、オンラインのみで受け付ける。受け渡し日は1月1日・2日。受け渡し時間は10時~11時、11時~12時、12時~13時。「おせち料理」の提供は1月1日、2日。要予約。予約は利用日2日前の18時まで。提供時間は11時~12時15分、12時45分~14時、14時30分~15時45分。