赤坂のサントリーホール(港区赤坂1、TEL 03-3505-1001)が4月18日、第77回「こども定期演奏会」を開く。
2020年12月の公演でオーケストラの一員として演奏する「こども奏者」の様子(写真提供=サントリーホール)
2002(平成14)年から同ホールと東京交響楽団が日本初の子どものためのオーケストラ定期演奏会として、年4回開く同演奏会。今年で20年目のシーズンを迎える。同演奏会は、子どもたちがオーケストラの一員として演奏する「こども奏者」や、チラシの絵、シーズンのテーマ曲に応募できるなど、さまざまな形で子どもたちが参加できるのが特長。
今シーズンは「オーケストラ・タイムマシーンII(西洋音楽史)」をテーマに開催。4月の公演は、同演奏会の初回から12年間コンサートの案内役としても支えた指揮者の大友直人さんが8年ぶりに出演する。「こどもソリスト」としての出演経験もあるバイオリニストの三浦文彰さんとチェリストの横坂源さん、ピアニストの金子三勇士さんを迎え「20周年ガラ」として開催する。曲目はブルッフの「バイオリン協奏曲第1番」、サン=サーンスの「チェロ協奏曲第1番」、チャイコフスキーの「ピアノ協奏曲第1番」など6曲を披露する予定。
同ホール広報担当者の伊藤雅美さんは「『こども奏者』や『こどもソリスト』として出演し、プロの奏者として活躍されて再び当ホールの舞台に戻って来られている方もいて、20年の歴史の重みを感じる。いろいろな形で子どもたち自身が参加する『こども定期演奏会』を通して、たとえ音楽家にならなくても、これからの長い人生で音楽のある豊かな生活を送っていくヒントが得られるのではないかと思う。週末の午前中はご家族一緒に当ホールで、音楽と共にお過ごしいただきたい」と話す。
11時開演。4公演分の年間会員券は1万2,000円。1回券は3,500円。全席指定。次回以降の公演は7月4日・9月5日・12月12日。