赤坂の日本料理店「magaribana(マガリバナ)」(港区赤坂2、TEL 03-6441-3602)が5月1日から、「体験型テークアウト」の販売を始めた。
2018(平成30)年12月にオープンした同店。「日本料理の新たな魅力の追求」をコンセプトに、旬の食材を使った懐石料理などを提供する。現在は新型コロナウイルス対策として店内に消毒液を設置し、換気も行う。従業員はマスクを着用するほかドアノブなどの定期消毒を実施しながら営業している。
同店は4月7日からテークアウトメニュー、同14日からはインターネットによる通信販売、同17日からはオンライン上でのテークアウトの予約受け付けを始めた。
今月からは2種類の「体験型テークアウト」の販売を始めた。全7種のコース料理が味わえる「magaribanaフルコース」(1万3,888円)と、7種のコース料理に加え5種のアルコールペアリングが楽しめる「magaribanaフルコース×アルコールペアリング」(1万8,519円)を用意し、専用の特設ウェブサイトから購入ができる。特設ウェブサイトは店頭またはインターネットによる通信販売で一品以上を購入した人のみアクセスすることができ、普段は見ることのできない仕込みや調理、盛り付けをしている様子などを視聴できる。
ほか、テークアウト、オンライン予約ができるメニューには鮟(あん)肝、フォアグラ、烏賊(いか)の肝を使った「三大肝カレー」(1,111円)などがある。オンライン予約のみで注文を受け付けているメニューもあり、エビと季節野菜の炊き合わせ、鴨ロース煮、山菜おこわなどを詰め合わせた「magaribana弁当『ケ』」(1,388円)や、フォアグラ大根、トリュフ出汁巻き玉子、帆立有馬煮などを詰め合わせて作った「magaribana盛箱『ハレ』」(9,259円)などがある。
料理長の石田元也さんは「新型コロナウイルスの問題を受けて、飲食業界で働く身として何かできることはないかと思い、テークアウトやネット通販を始めた。『体験型テークアウト』ではご自宅でお店以上の体験を楽しんでいただけると思う。外出をせず自粛をしている方々に、自宅での楽しみの一つとして、ぜひ利用していただきたい」と話す。
現在の営業時間は11時30分~13時、17時~20時。注文は電話または専用サイトで受け付ける。